漆黒のヴィランズ メインクエスト感想16

この記事には漆黒のヴィランズのメインクエストのネタバレを含みます。閲覧の際は十分にご注意ください。

今回はアム・アレーン再び編①!

先に進みたくなさすぎる。

 

 

【前回までの感想】
その1 その2 その3 その4 その5 その6 の7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14 その15

 

 

 


悲壮感漂うBGMのレイクランドを抜け、やってきてしまいましたアム・アレーン。

最序盤のアリゼーちゃんとの再会(そして衝撃のテスリーン罪喰い化……)編以来ですね。

 

 

どこか憂いを帯びたアルバートのナレーションが今回もしんみりと沁みてきますね。

ラケティカ大森林だと空があまり見えなかったから、光に侵食された空を見るのはちょっと久しぶりな気分です。

 

 

ミンフィリアの語調が終わりに向かって進む人のそれじゃん……

それにしても改めて見ると、ミンフィリアはずっと大人に囲まれて旅をしてきた感じですね。

しかもただの大人じゃなくて、各々が使命感を背負った大人たち。

アルフィノとアリゼーがいてくれないと若者成分が……心情的な意味で若者成分が足りない……!!

 

 

前に進みたいと思えない旅路ですが、なにはともあれ情報収集。

この「ガリク村」、ものすごく寂れた村落だけど、交易の中継地なのだそう。

中継地ってことはこの先にも人が住んでいて人の往来があるってことですね。

寒天ゼリー壁(光の氾濫跡)が間近だけど、こんなところでも人々はいまだ暮らしを営んでいるんだなあ。

 

 

こけこっこ!

なにか重要な施設があるわけじゃない通過点の村でしたが、見渡してみるとなんだか和みました、ガリク村。

 

 

キッチンかわヨ!

 

情報収集の結果、ナバスアレンに向かうならトロッコという手段があるにはあるが、トロッコ用タロース(石人形)を見なくなって久しい、とのこと。

東のビラン大鉱山にあるトロッコ操車場に時々人が出入りしているようなので、次の目的地をそこに定めます。

 

 

無言で空を見上げるミンフィリア。

無情なまでに静かで寂しい旅路……

 

年若い女の子なんて難しいことは大人に任せて青春を満喫してればいいのよー!!(涙)

こんなイイ子が使命感と責任感で終わりに向かって歩いていくなんてやっぱり嫌じゃー!!

 

 

操車場にやってくると所々に人の気配が。

めっちゃアクティブな魔物がウロウロしてる場所に通う現地民、きっとLv80は硬いに違いない。

 

メインクエ進行中に何度も絡まれてムキー!!となったのでしたw

 

 

原初世界においてはゴーレムと呼ばれるものの一種、タロース。

操車場の様子から、貨車や線路はこまめに手入れをされている様子だけど、タロースはどうにもならず放置されている様子。

ガリク村で集めた情報だと、ナバスアレンに辿り着くにはタロースで仕掛け扉を開ける必要があるみたい。むむむ!

 

コルシア島のサブクエストにも労働用タロースの話が出てきたりしましたが、第一世界ではポピュラーな労働用石人形なんですね。

原初世界で労働力として使役されている魔法的なものといえば、マメットを思い浮かべます。写本マメットとかがいたりするんだよね、確か。

氷代わりにアイスシャードが使われたりする世界だし、第一世界にしろ原初世界にしろ、生活水準は想像よりも一段、二段は上なんだろうな、と思ったりします。アラグ帝国の超技術を抜きにしても。

 

 

操車場を調べ回るヒカセン一行を警戒し、物陰に隠れていた地元民たち(サンクレッドのゲンコツで沈められるの巻)

 

「おのれ野盗……!!」的な不名誉な言葉を投げられますが、そうよね、この場合どう考えても怪しいのはこっちよね。

勝手に仕事場を嗅ぎ回ってスミマセン。あ、怪しいものじゃないよ!

 

 

敏腕まじない師と推測されるウリエンジェ。間違いでもない気がする。

 

 

クポポ、クポー!!

 

の流れ再び!w

サンクレッドはツッコミ役が板についてきたね……

 

 

トロッコを動かしたいと事情を伝えたら、急にノリノリになった若者たち。

サーフ君(SS右)とジェリック君(SS左)は仲間たちとトロッコを復活させようとしているけど、なかなか作業が前進しないのは単純な人手・資材不足だけではない様子。

ひとまず彼らの親方に会わせてもらうため、彼らの暮らす村「トゥワイン」へ。

 

 

敏腕まじない師の響きをしみじみ気に入っとる

 

 

そんなこんなでサクッとやってきましたトゥワイン。この世界の隅っこの村感がすごい。

そんでもってサンクレッドの言うとおり、ほんとサクサクと旅が進んできています。

ここで砂嵐とかきてもいいのよ!!

 

 

サーフとジェリックの親方マグヌスさん。

ルナルは優しい顔立ちのロスガルでしたが、マグヌスさんはワイルドイケメン系のロスガルですね!フンス!!(鼻息)

 

トロッコについてサーフ君が話をしてくれますが、ベロンベロンに酔っ払っている親方は取り合ってくれません。

どうやら弟子たちと違って親方はトロッコ嫌いの様子。

 

 

(話が逸れるけど)酒場に飾ってある絵画がなんだか印象的だった。

これは採掘場とクレーンの絵画なのかな?

ナバスアレンが存在した頃の、豊かだった時代の風景画かしら。

 

 

マグヌス親方に「(ナバスアレンは)ガキの遊び場じゃねえ!」とどやされてますます思い詰めた様子のミンフィリア。

そんな必死に自分に言い聞かせて思い込ませなくても……!!

 

せめてミンフィリアの隣に、彼女がノビノビできるような同世代の友達がいればいいのになあ、と思ったり。

冒頭にも書いたけど、彼女の周囲の人間が特殊すぎる。

暁の人々は誰も彼女に無理強いはしないし、彼女の意思を尊重しているけれど、使命感を持って戦う彼らにミンフィリアが影響を受けないわけないよなー。

 

 

とはいえ、本人の意思を尊重するというのはそりゃあ当然のことではあるけれど、それと言葉を尽くしてお互いの心情を伝え合うのは全く別の問題だよなーと思うほんたいです。

そうすることで時に傷ついたり、衝突したりするかもしれないけど、何も喧嘩別れしようとして言葉を交わすわけじゃないんだから。

その場では伝わらない、理解できなくても数日後、数ヶ月後、数年後にふっと腑に落ちる日が来たりするかもしれないから、いつだって言葉を惜しむのは良くないと思うんだ(ポエム)

 

このへんは完全にエメトセルクの指摘(「話し合うべきだった」)に同意してしまいますね。

あのおっちゃん、ほんま指摘力高い紳士だわ……。

 

でもやっぱり、まだ「自分」というものを確立できていないミンフィリアにサンクレッドが自分の意見を伝えれば、ミンフィリアは彼の意思を優先してしまいそうな気もするし悩ましいな!?

ううんでもサンクレッドはもっと分かりやすく彼女に愛情を伝えてあげてもよかったと思うよ。思うな!!

 

 

わかった、ジェリック君はこの辛い旅路の清涼剤なんだね!?w

 

 

 

まだトロッコ復活を諦めていないヒカセン一行に刺激された様子のジェリック君が線路の保守点検に誘ってくれます。

ふざけて渡す工具を間違えたらがっつりノリツッコミをしてくれるのであった。

 

 

道すがら、ジェリック君がトゥワインの歴史を話してくれます。

トゥワインの名前の由来は「ロンゾ(ロスガル)」と「ミステル(ミコッテ)」の「ふたつの尻尾」の交わり(協力)からきているのだとか。

てっきりトゥ(Two)ワイン(何かの言語で尻尾?)と安直なことを考えていたのですが、ストレートに英語の「Twine(=より糸、より合わせる、からませる)」なのかな!?(溢れ出ない語彙力)

 

それにしても、ユールモアに行ったミステル族のタロース技師(ダイダロス社の跡取り)か……

ふむ……?

 

 

 

ユールモア……ミステル族……ユールモア……ミステル族……

 

 

 

 

うん、なんか話したことある人物の顔がチラッと脳裏を掠めた……!!

この予想は当たるかしら!?w

 

 

 

 

保守点検も終えて村へトンテンカンテン走ります。

荒涼とした大地に伸びる高架を走るこの感じ、スタン○バイミーのようだわ。いいなあ。

 

 

操車場にあったものよりも、かなり良好な状態で保管されていたタロース。

途中まではジェリック君たちが直したそう。彼らのトロッコ愛は専門外のタロース修理にまで及んでいた!

この先の修理は魔法の知識が必要だったようで、辺境のトゥワインでは魔法を扱える人がいなかったり、街から呼び寄せるだけの財力もなく、修理が頓挫していた模様。

 

先んじてこのタロースを観察していたウリエンジェと修復を試みてみるものの、肝心の「心核」がないため再起動には至らず。

どうやらこの「心核」絡みがマグヌス親方を取り巻く問題の原因になっている様子。

 

 

サーフ君がヒカセン一行にマグヌス親方の過去を教えてくれます。

 

マグヌス親方には妻子があったけれど、息子さんは罪喰いにやられてしまい。

亡き息子さんの「パパのトロッコが走るのを見たい」という遺言を叶えるため、アム・アレーンから一時避難していた夫妻はトゥワインに戻るも、凄腕の採掘師だった妻・アグナさんはタロース用の新しい心核を堀りに潜った鉱山の崩落で亡くなってしまい……

 

なんだよ……どこもかしこも悲しみで溢れてやがる……

 

想像しやすい不幸だけに親方の荒れっぷりが理解できてしまってツライ。

でも飲んだくれるのは体に悪いヨ……ほどほどにネ……

 

 

お、親方ァ!(涙)

 

 

旧FF14ウルダハスタートのOPだー!

ほんの少しだけ遊んだことのある旧FF14、オープンβの時はウルダハスタートだったのでめっちゃ懐かしい光景!

 

サンクレッドが真ミンフィリアに寄せる思いが家族としての愛情なのか異性に対する愛情なのか、いまいち判然としていなかったのですが、兄のような立場だったという結論でいいの かな!

蒼天の段階でそんな感じはしていたけど、確信がなくて掴めてなかった(読解力がナイ)

 

 

現ミンフィリアに対してはっきりと言葉にはしないけど、サンクレッドもこれもう気持ち固めてるよねえ……。

両方が生きられるという都合の良い展開はないんだろうなあ。

 

 

でももうちょっと言葉にしてもいいと思うの。

 

もどかしい!すっごくもどかしい!w

いやそのもどかしさ込みでストーリー面白いんだけども!!w

 

 

親方は首を縦に振ってくれないけど、とりあえずヒカセンたちにできることをします。

サンクレッドとヒカセンは心核用の石を探しに「ヌベイ旧鉱山」へ。

鉱山内の小屋がなにやら良い雰囲気だったのでパシャリ(暗い)

 

 

さすが全裸で見知らぬ地に放り出されても生き残った男。

そのサバイバル術は伊達じゃなかった。

 

さて、この辺りで採れるタロース心核用の石といえば「獅子目石」が定番だそうですが、新しく掘れるような場所はもうないので、あるとすれば採り残しを探さねばならない模様。

試されるヒカセンとサンクレッドの幸運度合い!

 

 

岩の隙間から燻り出したコブランを叩き、その体についた鉱石を剥がす、という地道な手段で心核候補の石を集めた二人。

石の鑑定をサーフの先輩・グスジョンさんに任せる間、サンクレッドが昔話を聞かせてくれます。

 

サンクレッドはミンフィリアを天涯孤独の身にしてしまったことに後悔と自責の念を強く抱いているけれど、サンクレッドが直接的な原因になっているわけではない……よね?

(旧FF14のストーリーふんわりとしか知らない勢)

(ニエルフレーヌとフ・ラミン周りの騒動のことだよ……ね!?)

 

事故を未然に防げていたらとか、自分がより強ければと言った意味なら、サンクレッドはこの頃から、飄飄とした表の顔の裏に厳然たる使命感を宿していたんだなーとか思ったりほにゃらら。

旧FF14のストーリーふんわりとしか(略)

 

 

そして、なんとなんとありました、心核になる獅子目石。

マグヌス親方の亡くなった妻・アグナさんは確かに獅子目石を掘り当てていました。

 

 

石にはアグナから夫と息子に宛てた遺言が刻まれていました。

 

その石をコブランが持ち去ってしまっていたせいで、崩落現場からはアグナさんの遺体しか発見されなかったんですね。

アグナさん……名前のみの登場だけど……たった数行の出番でも分かる……たいそうなイケメン♀であることが……!!

 

せめて石が崩落現場に残されていれば親方ももっと早く心の整理をつけられたかもしれないのにィー!!おのれコブラン!!

 

なにはともあれ獅子目石を握りしめて急いでトゥワインに帰るよ!!

ああ〜〜でもタロースが動きそうということは旅が先に進んでしまう〜〜〜〜!!

ジレンマァ!!

 

 

テンション爆上がりのジェリック君に癒されるの巻

 

 

再起動したタロースにマグヌス親方がふらふらと近寄る時のカメラワークがね、呆然としたような親方の心情を表すように揺れるのがとてもグッときた……。

なんていう技術なのかとかさっぱり分からないけど……あとずっとおんなじこと書いてるけど……漆黒のヴィランズのカメラワーク、めっちゃイイ……

 

 

気配り目配りが行き届いている敏腕まじない師。

ヒカセンよりもサンクレッドよりも先にミンフィリアの後を追ってくれます。

 

 

死してなお希望を遺した人、その想いが紡いだ成果と自分を比べてしまうミンフィリア。

「自分」という存在に自信を持てない、というか存在意義を見出せない。価値があるのは自分自身じゃなくて「光の巫女」としての力の部分と思い詰めてしまっている感じがもう……。

 

この旅を通してミンフィリアはたくさんの大事なもの、大切なものを得てきて、それを守りたいと思った時に自分ができる最善で最短の選択が「光の巫女としての力を最大限に引き出す=真のミンフィリアに肉体を明け渡すこと」ことだったんですよね。

 

しかもその真ミンフィリアは、父親のように自分を庇護し導いてくれたサンクレッドの大事な人っていう。

物事の後先、優先順位をしっかり考えられてしまう聡明さ、人々の痛み苦しみに寄り添う心を持つばかりに……もう、もう……

 

こんな年若い少女が苦しむ世の中に誰がしたー!!(/shout)

 

 

ウリエンジェはウリエンジェで行間にムーンブリダを滲ませてきて涙腺刺激してくるしヨォ!(涙)

 

 

あまり多くを語らないウリエンジェが優しくミンフィリアを慰めるこのシーン、漆黒のヴィランズ屈指の名シーンですね。

サンクレッドでもなくヒカセンでもなく、今まで人の輪から一歩引いていたウリエンジェが語る言葉だからこそじんわり沁みる。

 

 

ここに来てなお影から見守るだけのサンクレッドのケツをしばきたくなってきた。

 

 

わかった!

ヤ・シュトラがサンクレッドに皮肉ぶつける気持ちが今やっとわかった!

スリザーバウでは「ミンフィリアちゃんの前でそんなこと言わんといてあげてヨォ!」とハラハラしてたけど、これは皮肉のひとつやふたつ言いたくなるわー!!w

 

 

 

 

場面変わって星見の間。今回はヒカセンたちに着いていかなかったエメトセルク。

「アシエンを警戒するのに、なぜ(エメおじが)光の戦士と接触した時に警告を挟まなかったのか」という問いかけに対して、あくまでも光の戦士を一人の人間として尊重する水晶公。

 

 

あ、エメおじもそこ気になりますぅー??

その人たぶん、グ・ラハ・ティアって言うと思うんですけど、なんでか名乗ってくれないんですよねー!!

 

 

すべての想いと奇跡とは一体……!

ヴァウスリーと対峙した時も「クリスタリウムの人々ではない誰か」のことを口にしていたし、推定グ・ラハ・ティアについては一体なにがどうなってーるのー。

 

 

クリスタルタワーと時の翼、次元を超えた事象観測……

最初「んんん?」っとなったけど、これはー!!

アレですね、ヒカセンがいままで通ってきたレイドですね!!

 

時の翼=アレキサンダー

次元を超えた事象観測=オメガ

 

ほあー!

クリスタルタワーだけじゃなくて、ヒカセンの今までの道程がいまここに全て繋がって

 

いるの?(疑問系)

 

なにがどう繋がってここに至っているのかは分からないけど、ヒカセンの歩み全てが積み重なっている、というのは漠然とわかった!ス、スゲー!

これ全部漆黒のヴィランズ前から考えられてたんですか!?的な意味でもビックリー!

 

 

キリがいいので今回はここまで!

次回はアム・アレーン編②、ラストまで!