漆黒のヴィランズ メインクエスト感想⑥

この記事には漆黒のヴィランズのメインクエストのネタバレを含みます。閲覧の際は十分にご注意ください。

今回はランジート将軍登場前後の感想。

 

【前回までの感想】
その1 その2 その3 その4 その5

 

 


レイクランドに夜空と青空を取り戻して一夜明けたら、なにやらさっそく一悶着の予感。

ユールモア軍の飛行艇が突如レイクランドやってきて、湖畔に駐留しはじめたそうな。

せっかく取り戻した夜を満喫する暇もありません。ユールモアめ、無粋な……(長兄風)

 

 

急いで星見の間に駆けつけると、水晶公がすでに対応にあたっていました。

水鏡のようにレイクランドの様子を水晶壁に映してるのめっちゃかっこいい。

 

 

ユールモア軍からの使者が大罪喰い討伐について事情聴取に来るそうで、「切り札はできるだけ隠しておくものだ」とヒカセンたちの姿をバニシュで隠す水晶公。

 

いまデスを受けると必中で死ぬ(ネタが古い)

 

 

水晶公あらためセクシー公。

漆黒のヴィランズ、ストーリー序盤から人物の動きや表情が細やかで魅入ってしまいますね。

FF14の男性キャラクターに色気を感じたのは今回が初めてかもしれない…!w

 

 

やってきたのはユールモア軍の大将軍ランジート。

正気のない土気色の顔をしたおじいさまですが、筋骨隆々としていて老いを感じさせない佇まい。

戦う前から強キャラ感が漂っています。

 

 

ラン爺

我が主は人と罪喰いの関係が悪化することを案じている。
クリスタリウムが大罪喰いを討った逆賊に与しているなら進軍も致し方なし。

 

水晶公

我々は取り戻した美しい空を歓迎している。
それを許さぬと言うのなら進軍するがいい。動き出した時代が止まりはしないだろう。

 

 

ヒカセンたちが大罪喰いを討ったことは伏せつつも、毅然とした態度でランジートに臨む水晶公。

 

「愚かな……。罪喰いをいくら討伐したとて争いは永劫にやまぬ……」とランジート。

ユールモア軍といえばかつて罪喰いと激戦を繰り広げていたそうなので、その将軍の口から出た言葉と思うと、威風堂々としながらもこの人すごく疲れ果てているのかもしれない、とちょっぴり思ったり。

 

まったくの余談ですが、PVで最初にランジートを見た時、リトルアラミゴのグンドバルドの第一世界verの人なのかと思ってました。最初のおじさん的な感じで同じような外見と性格の人が第一世界にもちらほらいるのかな……と……!w

 

 

「貴公の主張は承知した」とここは引いてくれたランジート。

去り際に「画家とその助手がこの街に流れ着かなかったか?」と尋ねるだけでなく、姿が見えないはずのヒカセンたちをギロリと睨んで行きます。

見えてはいない……ようですが、ユールモア軍を仕切る最強の武人としてなにか勘が働いたようです。おじいちゃんコワイ。

 

 

アルフィノは闇の戦士(ヒカセン)一行に助勢することでクリスタリウムの人々を争いに巻き込んでしまうのではと懸念しますが、「クリスタリウムの民はいかなる苦境においても誇りを持って生きてきた」と水晶公。

もともと「世界政府」を自称しノルヴラント制圧を目論むユールモア。

彼らはいくらでも理由をつけて街を押さえにくるだろうし、それに屈するクリスタリウムの民ではないと。

むしろここで進軍を宣言されなかったのが意外なようです。

 

大罪喰い討伐に関する事情聴取に来たユールモア軍は、レイクランドで捕縛したとある人物をユールモアへ送還するための時間を稼ぎたいのでは、と。

捕らえられた人物は光の巫女・ミンフィリア。

「ランジート将軍といえばミンフィリアたちの指南役として有名ですしね」とライナ。

 

ほうほう、あのオープニングでサンクレッドに「ミンフィリア」って呼ばれてためんこい女の子、いよいよ登場するのね。

うん……うん……?

 

 

ミンフィリア  たち  ??

 

 

 

 

(なかなかエキセントリックな絵柄の『光の巫女の物語』)

まさかのミンフィリア複数体。増えるミンフィリア。名前じゃなくてジョブ名的なナニカなの?

と目をしばしばさせていたら、刺激的なイラスト付きでモーレンさんの解説が入りました。

 

原初世界から渡った本物のミンフィリア(星の代弁者)は光の氾濫を止めて消えてしまったけれど、それから15年後に彼女と同じ金髪・水晶の目を持つ罪喰い化耐性のある子が現れ「ミンフィリア」と呼ばれるように。

当時のユールモア軍と合流し多くの罪喰いを討伐するもやがて倒れる……ものの、今際の際に彼女が残した「ミンフィリアはまた生まれてくる」という言葉通り、以後、同じ特徴を持った少女が繰り返し生まれてくるように。

生まれ変わってはユールモア軍で罪喰いと戦って散り……を繰り返しながら現在に至ると。

 

生まれた時点では「ミンフィリアたち」は普通の少女だそうなので、これは本物のミンフィリアの魂が第一世界の少女に流れ着いて(憑依して)いると捉えればいいのかな……? いかにも「超える力」っぽい感じ。

 

第一世界を罪喰いの脅威から守るためとはいえ、光の巫女と同じ特徴を持って生まれてしまったが故に罪喰いとの戦いに身を投じざるを得なかった少女たち。

今は光の氾濫から100年だそうだから、ノルヴラントの人々は世代的にはまだ2〜3世代ほどしか交代していないかな?

となると、先ほどのランジート将軍は外見年齢的に罪喰いとの戦いに身を投じてきた年月も相当長いはず。

 

ということは、関わってきたミンフィリアたちの数も多いはず。むしろほぼ全てのミンフィリアの指南をしていたりするかも?

そう考えると「争いは永劫にやまぬ」というラン爺の言葉の重み・やるせなさが増してきますね。

(なんてことをプレイ当初は思っていたわけじゃないけども、書いていてあれこれと思い馳せてしまいます)

 

あまり和解できそうな雰囲気はしませんでしたが、はちゃめちゃに強い爺キャラが好物というのもあって、敵側だけど既に好きなキャラになってます、ランジート。

 

 

アリゼーの横顔、別嬪さんだな〜

さて、そんな過酷な運命に翻弄されてきたミンフィリアたちですが、今ユールモアは罪喰いとの共存政策がなされているため、当代のミンフィリアは戦う必要がなくなり、今度は「罪喰いを倒し得る危険因子」として保護という名目で監禁されていた模様。

光の巫女、本人の意思と関係ない事情に翻弄されすぎでは……!!

 

 

長年、当代ミンフィリアについては生存すら分かっていなかったけれども、3年前に勇士によって救出されたようです。

ははあん、これは聞かなくても (オープニングを見ていたから) 誰なのかわかりますね。サンクレッド!

なるほど、オープニングはヒカセンが第一世界に着く前の暁一行の活動を描いたものなのかな?

 

ミンフィリアを救出したサンクレッドはその後、彼女とともに旅暮らしをしているそうで、アルフィノ・アリゼー兄妹もまだ二人には会えていないそう。

 

光の氾濫を止めるために第一世界に渡った本当のミンフィリアと、生まれ変わりと信じられているミンフィリア。

双方は無関係ではないだろうけど、記憶も継いでいない別人であることは違いがない。

「サンクレッドは……わかっているのかしら」とアリゼー。

 

そうだよねえ。

いくら容姿が同じで、原初世界のミンフィリアと同じ能力を持ち合わせていたとしても、サンクレッドが助けた娘はあくまで自我を持つ別人なわけで……。

本人と重ねて見るなと言われるほうが無理かもしれないけど、はてさて。

サンクレッドの胸中やいかに?

 

 

なにはともあれ、ユールモア軍に捕縛されてしまったこちらのミンフィリアを助けたいという意思は共通しているアルフィノ・アリゼー兄妹。

そこへ水晶公が報告と提案に現れます。

 

まず、ミンフィリアがレイクランドにあるラクサン城に捕縛されている確証が取れたこと。

そしてユールモアに移送されてしまえば、救出が非常に困難になること。

次に、ミンフィリア救出は水晶公とクリスタリウムの街に任せてほしいこと。

 

 

ヒカセン一行ほどの実力があればミンフィリ救出も可能かもしれない。

それでもやはり、大切な切り札はできるだけ隠しておきたい、と水晶公。

 

「あなたが見せてくれたのは、単なる夜空ではなかった。

 ノルヴラントの未来……その一端だ。

 私たちの手は、大罪喰いを屠れない。

 だが、希望が胸を焦がすかぎり、立ち上がって歩いていける。

 ……それを証明しよう」

 

 

 

お、おお? なんだなんだ。

クリスタリウムの人々が一堂に会します。

 

「闇の戦士」の行いにクリスタリウムが賛同するなら、ユールモア軍の進軍も致し方なしと通告されたことを顔役の人々に告げる水晶公。

ユールモアと真っ向から戦うのは容易なことでない。

それでも信じたい。100年ぶりに取り戻した空を見たときの気持ちを。

 

水晶公が意志を示せば、ユールモアとの対立は避けられなくなる。

「それについて、お前たちはどう思う?」と集った人々に投げかけます。

 

 

「俺たちも、あの空を見たら、わけもなく泣けてきたんだ」

 

闇の戦士の素性なんて知らずとも、あれはノルヴラントに取り戻すべき光景さ、と迷わずに言うのは酒場の親父のグリナードさん。

 

原初世界から渡ってきた人間(光の戦士)でも、レイクランドに戻った青空と夜空を見上げた時に胸に熱いものが去来しましたものね……。

分かるぜグリナードさん……;;

 

他の人々も気持ちは同じようです。

 

いずれはびこる悲しみが日常になり、誰もがそんな世界を受け入れるようになっても、この街は抗う心を忘れるな。

そしてこの地に生きた人の歴史を未来へと届けるために踏み出せ。

 

それが100年の昔にクリスタリウムが築かれた時に、水晶公が街の人々に求め誓った唯一の方針なのだと、そう伝え聞いていると今のクリスタリウムを生きる人々。

 

テスリーンやホルミンスターでベキベキに折られた心に熱い展開が沁みます……;;

 

 

これでクリスタリウムの方針は決まりました。

闇の戦士支持し、罪喰いと対抗しうるユールモア軍から光の巫女を救い出し、仲間として迎え入れる。これを持ってユールモアへの返答とする!

 

闇(光)の戦士の存在=救世主のような存在に頼らなくても、クリスタリウムの人々はしたたかで独立不羈の心に満ちています。

滅びが迫った世界だからこそ、クリスタリウムの強さは沁みるように眩く映りますね……(鼻ズビーッ)

 

そんでもって「これで街ごと反逆者だ。あなた方も一員として加わるかい?」と、ニクイ誘い方をしてくる水晶公。

 

そんなの乗るっきゃねえ!

水晶公の補佐のもと動く切り札一派ではなく、クリスタリウムの一員としてミンフィリア救出作戦に乗り込めー!

 

短いけど今回はここまで!

次回はミンフィリア救出作戦〜イル・メグ到着あたりまで!