この記事には漆黒のヴィランズのメインクエストのネタバレを含みます。閲覧の際は十分にご注意ください。
今回はアマロの集落訪問〜イル・メグ編終了でクリスタリウム帰還まで。
6.0のサービス開始が2021年11月23日と発表されたので、それまでにはなにがなんでも感想を書き終えたい(お尻に火がついてきた)。
なお今回からしばらくヒカセンはうさぎのお姉さんで進行です。
(ララちゃんで撮り貯めていたメインクエ感想用SSをロストするというしょうもないミスをしてしまったのが遅れの一番の原因である。トホホ)
【前回までの感想】
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9
ピクシー族、フーア族、ン・モゥ族ときて、残すところはアマロ族が守る4つ目の宝「水晶の靴」。
プラ・エンニ茸窟を出発し、アマロ達が縄張りにしているヴォレクドルフを訪れます。
ヴォレクドルフ(Wolekdorf)はドイツ語っぽい感じ……?
気になって検索してみたらdorfが「村」、綴りが少し違うけどWolkeで「雲」なんですね。
関係あるのかな? なんだろー。
(閑話休題)
「セト」というアマロを訪ねる一行。
ウトウトとまどろんでいたセトは「アルバート」の名を口にします。
アルバートってあのアルバート!?
少し話しただけでもセトの心優しさと一抹の寂しさのようなものが伝わってきます。ていうか喋れるのかアマロー!!
水晶の靴は渡せない、という返答ではあるのですが、あくまでこちらの身を心配してくれている様子。
これまでの妖精たちと異なり、アマロの話ぶり口ぶりはなんだか人と話しているような感じ。
アマロたちのことを知るため、ナイスウリエンジェルの提案でアマロとのスーパー触れ合いタイムが爆誕。
フッカフカの感触に感激してるミンフィリアかわいいな!
なんもかんも人里と妖精郷の最寄りにピクシー達が住み着いているのが悪い。
きっと草人にされるのが大半か、そうでなくても水辺に近づけばフーア族に引き摺り込まれるかなのでしょう。
妖精郷の奥深くに築かれたこの集落まで訪れる人は本当に稀なんだろうな……。
「妖精に許されたキミ」って素敵な表現!
年取って足腰が弱るならぬ翼が弱る。
話を聞いていると、300年くらいは生きるんですね、アマロ。
アマロは第一世界にかつて存在した「ロンカ」という国で魔法による知恵の付与が行われた種なんだそうな。ロンカといえばFF5に登場した古代文明ですね。
ロンカが滅んだことで知恵を持つアマロの個体は減ったけれども、ヒトと関わって100年ほど生きたアマロの中には「先祖返り」してヒトの言葉を喋れるようになるものがいるのだとか。
動物と話せるようになるとか最高じゃん……特にそれが自分の飼ってる・可愛がってる動物ならさ……!?
と思ってしまいますが、そう単純な話ばかりでもないようです。
超かわいい。
ヴォレクドルフのアマロたちと触れ合うまで「これが第一世界固有の生き物なのねー」と特に意識していなかったのですが、この一連の流れでギュッと心を掴まれてしまいました……。かわいい……一緒に旅したい……!!
ちなみに彼らは厳密には妖精ではなく、先祖返りの集う場所を作る際に「妖精王に従う」ことを誓い妖精の一派という扱いになった……ということでいいのかな!
ウリエンジェが言う通り、ヴォレクドルフのアマロたちは来訪者である我々に、というよりヒトに対して非常に好意的です。
漆黒のヴィランズ、思っていることをNPCがだいたい口にしてくれるので改めて書くことがないくらい一文一文がイイ……。
その辺のIPPANJINよりよっぽど人が出来てるセトSAN。
初対面のヒカセン一行に対して情の込もった対応をしてくれるけれどもここで撤退するわけにもいかず。
漆黒のヴィランズは毎度どの選択肢を選ぶか迷ってしまうー!
とりあえず5.0一周目は正統派主人公ぽい選択肢を選んで進めてました。
ヒカセンの言葉が誰かと重なった様子のセト。
セトが引き寄せた罪喰い退治という課題も難なくこなすヒカセンにいよいよ困ってしまったセトはひとつ個人的な依頼をします。
それはかつて友人が贈ってくれた「黄金色のメダル」の捜索。
湖に水没してしまっていたメダルをセトに渡してあげると、彼は「友人」の話を聞かせてくれます。
友人の名前はアルバート。そう、あのアルバートです。
当時まだ言葉を話すことができなかったセトだけど、アルバートがセトに寄せる友情はしっかりと伝わっていた……というのが……涙が……(涙腺がガバガバ)
結果的に第一世界で光の氾濫を引き起こしてしまったアルバートたち闇の戦士一行。
彼らを擁護する声も次第に消え、大罪人としてその名が第一世界の歴史に刻まれ行くことに耐えられなくなったセトは人のいないこの地に移り住んだと。
ヒトの友として知恵を授けられた種故にヒトの世の動向を理解できてしまうの辛いなあ。しかも寿命が長いようだから尚更。
「彼はお人好しだから」からの下り、セトがどれほどアルバートのことを慕っていたか、そして当時のことをどれほど悔やんでいるかが伝わってきて切ない。声の演技がまた大変イイ……!
それを遠目に眺めていることしかできないアルバートの、おそらく「セト」と呟いたであろう無音の演出とその後の寂しそうな笑顔がまた泣けてしまう(涙腺がガb略)
かつてのアマロたちにかけられた魔法には「主人の魂を感じる取る能力」があったそう。
先祖返りであるセトにもその能力はうっすらとあって、彼の目に映る光の戦士の魂の色とアルバートの魂の色はよく似ているのだとか。
「どんな魂を持って生まれるかではなく、選び、歩んできた道こそが、キミという存在を作る」
アルフィノとアリゼーが双子でありながら当然まったく別の人間であるように、似通った運命の道を歩みながらも確実に別の個であるヒカセンとアルバート。
二人の関係性は今後どう物語に関わってくるのか。
エーテル界というものが存在し、生命が散ればエーテルは還り、巡り、また物質界に新たな生命として誕生する世界で、魂が似ているというのとても重要な意味を持つのでしょう。
そしてそんなヒカセンを信じ最後の宝である「水晶の靴」を託してくれるセト。
そして差し迫るタイムリミット。
ピクシーとアルフィノ・アリゼーたちの惑わし防衛をあっさり突破してくるランジート将軍がかなりイル・メグ内部まで進行してきてしまっているようです。
ユールモア軍はともかくとして、ランジート将軍はやばい。
というわけでヒカセンは妖精王と戦いに、サンクレッドたちはアルフィノ達と合流しに二手に別れます。
いよいよ妖精王と対決の時!
4つの宝で封印が解かれた城の扉。
妖精王を還してあげてほしい。そして「奪った分だけ与え、失くした分だけ作り、常に同じだけの価値が巡り続けている」この妖精たちの世界において、光の戦士もその掟からは逃れられないとフェオ。
え、なになになんのフラグ!?
と、とりあえず行きまぁす! ティターニア討滅戦!
ティターニア、初めてアートが公開された時に「理知的な妖精達の女王」という印象を抱いたのですが、実際は(罪喰い化の影響で?)かなりラリラリの遊びたいガールだった。
でも根っこがピクシーだもんな。「遊びたい」が一番表にくるのは当然といえば当然?
大罪喰いになる前のティターニアはどんな女王だったのかしら……。
倒さないことにはこの世に囚われ続けてしまうとはいえ、倒すのが気の毒なボスでした……。
おやすみなさいティターニア!
ところで大罪喰いを倒した後の光、なんか吸収してるけど大丈夫???
第一の大罪喰い倒した時みたいにこの光の力を束ねて空を割いて夜空がブワァァーー!!みたいな演出じゃないけど平気!?
イル・メグにも夜は戻ったけどなんかちょっと心配だよ!?
妖精王を還したことに礼を述べてくれるフェオちゃん。
これで残す問題はイル・メグまで侵攻してきたユールモア軍だけかと思っていたら、どうやら妖精王を還したヒカセンが4つの宝の祝福を受け新しい妖精王にならねばならないらしい。
突入前にフェオちゃんが言っていた「奪った分だけ」というのはそういうこと……!!
しかし『かわいい若木』が妖精の不変的な永遠の世界に囚われることを望まないフェオが祝福を肩代わり。
ちょっと野暮ったい感想だけど、これはヒカセンとフェオが契約を結んでいたから若木の枝であるフェオでも祝福を受けられたということかな? まさか横入りで誰でも祝福を受けられるわけではない、と思う。
新たなる妖精王ティターニア誕生!
白や青といった瑞々しい色合いだった前ティターニアとは反する、カーネリアンの宝石のように神々しい姿に生まれ変わったフェオ=ウルちゃん!
少し巻き戻ってユールモア軍……というかランジート将軍vsピクシーたち。
姿が見えないとか全く関係ない。気配だけでピクシーを捉えるランジート将軍。
研ぎ澄まされた刃物みたいな武人っぷり、敵ながらカッケェ!
観念して姿を現したアルフィノたち。
ランジート将軍と真っ向から対決する意思を見せるミンフィリア。
「なんだその腑抜けた構えは!」
かつては歴代のミンフィリアたちを指南していたというランジート。
そして現ミンフィリアを戦いから遠ざけていた張本人でもあるランジート。
多くの勇敢なミンフィリアを見送ってきたであろう師としての気持ちと、娘を思う気持ちが綯い交ぜになっているのであろうラン爺の台詞。
嫌いになれないなあ……。途中で味方になったりしないだろうか……。
連携攻撃をしかけるアリゼーちゃんとサンクレッド。頼もしい!
それにしてもカットシーンの演出ひとつひとつがカッコイイ……!!
ほんと映画を見ながら遊んでいるようだわ。
ところでずっと気になっていたサンクレッドの左目(この記事でも触れたもの)、失明とは明言されてないけどなんじゃろなーと長年首を傾げていたんですが、2021年デジタルファンフェスのPLLでとうとう触れられましたね。ただの怪我だった模様。
はっきり公式で明言されてスッキリしたー!!w
ただでさえピクシーたちに翻弄されて弱っているだろうに、さらに夜の空まで戻ってしまって非常にへっぴり腰なユールモア軍将校。めっちゃ情けない声で好きw
振り返れば部下は草人だし
水たまりに引きずり込まれるし(グッバイ)
おもちゃのように振り回されるし
夜が戻ってうっきうきの妖精達に対して、さすがにユールモア軍が気の毒である。
ピクシーの無邪気な笑顔が邪悪だよ!?w
ランジート将軍とは正反対にしょぼしょぼな将校、和むわあw
妖精さんのおかわりまでくるしね!
さすがに形勢不利と判断してラン爺が撤退してくれてよかった。
ヒーロー着地するヒカセンかっこヨ!
妖精達の性質からして、ヒトと志を同じくして罪喰いと戦うというのは難しいだろうけれど、「もらった分だけ返す」のもまた妖精達の生き様。この美しい空の分だけ力を貸してくれるようです。
つまり100年分ね!?(野暮の極みコメント)
イル・メグに逃げ込み、妖精達に振り回されながらも第二の大罪喰い討伐も終わり、ようやくクリスタリウムへ帰還です。
長らくイル・メグに滞在していたウリエンジェも一緒!
ユールモア軍はヒカセン一行を追うことを優先したようで、クリスタリウムに被害はでていないようでした。
が
ユールモア軍よりもっと厄介そうな人物が光の戦士一行の前に姿を現しました。
プレイヤーは神視点で先に知っていた存在、実はアシエンだったガレマール帝国の祖・ソル帝。
アシエンとしての真の名はエメトセルク。
オリジナルと呼ばれるアシエンの一人です。
外見がめちゃくちゃ洋物ヴィランっぽい。
それにしてもこのおじさん、
顔芸と声の圧がスゴイ。
厭味っぽいのか陽気なのか!?
なに、おもしろ系アシエンなの?
口閉じてる姿はなんかむちゃくちゃくたびれた顔してるね!?
今までのアシエンの中で一番人間味を感じるアシエン・エメトセルクさん。
なんのつもりで現れたのか身構えていたら、意外や意外、「大罪喰い討伐は邪魔しないし必要があれば知恵も貸す。協力関係を結ぼう」と持ちかけてきます。
いやいや、これまでアシエンのやってきたこと考えたらまったくこれっぽっちも信用できねェー!!
とは思うものの、「互いを知らないまま殴り合うことほど野蛮で不毛なこともあるまい」というエメトセルクの言葉も確かにそのとおり……と言えるのか。
実際、ウリエンジェもエリディブスと接触していたことがあったし、敵の内情を知る機会があるなら逃す手はないとも思ったりほにゃらら。
しかし油断されると仲間を攫われたりしそうで警戒しちゃうよね。
「わかり合って手を取り合う道もあるかもしれないぞ」とのたまうエメトセルクですが、ヒカセンの前に現れたのはまやかしの身だったようです。
ウリエンジェのカード捌きかっこヨ。
お手々ヒラヒラして去っていくエメトセルク。ま、まったく食えねえ……!!
ところでそのお手々ヒラヒラモーション【くれませんか?】
報告は任せてヒカセンは休んでて、とアリゼーちゃんが気遣ってくれたけど公には会いにいく。
サンクレッドとミンフィリアもクリスタリウムにちゃんと部屋があるそうな。
ペンダント居住館の管理人さん、名前もないNPCだけど、物腰が柔らかくてほっとさせてくれる存在だなあ。
自室に戻ってきた時のヒカセンの「ああ、疲れた」という表情がいいなあ。
漆黒のヴィランズのヒカセンは今までよりも1キャラクターとして感情が宿ってますね。生き生きしてる。
水晶公の手作りサンドイッチがあるとかどんなご褒美だ。
いや水晶公、ヒカセンのこと好きすぎでしょ!?w
アルバートは当たり前のように部屋にいるし。
「水晶公はいい奴だと思うが、いかんせん謎が多い」とアルバート。
そうなんだよねー。きっとグ・ラハに違いないと思ってるんだけど、なんか正体を明かしてくれないんだよねー。
水晶公=グ・ラハと思ってはいるものの、なぜ頑なに正体を隠すのか、実は身体だけグ・ラハで中身は別のアラグ人の魂でも入ってしまっているのか?とかアレコレ。
アルバートも最初の頃に比べだいぶ色々な表情を見せてくれるようになりました。
原初世界で出会った時からは想像できないくらい打ち解けてきたなあ。
これはもはや完全にルームメイト。
幽霊だけど。幽霊だけど。
そういえば幽霊とルームメイトなんだよって言ったらアルフィノはどんな顔をするんだろうか。ドン引きしそう。
だからなんでそんな硬そうな寝姿なの!?w
直立不動の寝姿に笑ってしまう。目が覚めたら体がかっちかちでは!
ごちそう様でした水晶公。
今回はここまで!