漆黒のヴィランズ メインクエスト感想②

この記事には漆黒のヴィランズのメインクエストおよび4.0以前のサブクエストのネタバレを含みます。閲覧の際は十分にご注意ください。

今回はパッチ 5.0 漆黒のヴィランズ クリスタリウム到着あたりまで。
SS内のヒカセンは入れ替わり立ち代わりのややこしいスタイルです、あしからず!

【前回までの感想】
その1

 

 

 


推定グ・ラハ・ティア君改め水晶公に、暁の面々は第一世界で活動していることを知らされる光の戦士。
原初世界と鏡像世界では時間の流れにズレがあるらしく、

・サンクレッドは5年
・ヤ・シュトラとウリエンジェは3年
・アルフィノとアリゼーは1年近く

もの時間を過ごしているとのこと。
原初世界で彼らが昏倒したタイミングにそこまで日数的な差はなかったけど(あって数ヶ月?)、もうかなりの時間を第一世界で過ごしているんですね。

5年3年ってなかなかの年数。
作中の時間経過が不明なので実年齢は分からねど、単純に公表されている年齢に第一世界滞在年数を加算するとサンクレッドは37歳ということに。
サンクレッドさんアラフォーに突入です。よっ、ナイスミドル!

 

もともとは光の戦士だけを喚ぶつもりだったという水晶公。
しかし世界をまたぐ召喚術は難しく、光の戦士に近しい人々(暁の血盟員たち)を喚んでしまったとのこと。
さらに不完全な召喚だったため、彼らは「見えて触れられる幽霊」状態なのだとか。

 

なるほど、魂むき出し状態で召喚されるとスッポンポンでご登場になっちゃうわけですね。

 

サンクレッドさんシリアスの中にほのぼのとした笑いの提供ありがとうございます。
せっかくならヤ・シュトラとかアリゼーがよかっ(略)

 

コホン。
しかしこれで、カヌ・エ様やクルルさんの言葉の意味がわかりましたね。
不完全な召喚で魂だけ喚ばれていたから魂の存在の確認や、魂の痕跡が辿れなかったと。

 

光の戦士は原初世界と第一世界をそれなりに自由に行き来できるけれども、サンクレッドやヤ・シュトラたちには原初世界に帰る術がない。

ナマズオ蛮族クエストでギョシンがヒカセンの荷物に入ってテレポできてたし、ヒカセンの荷物扱いで暁のメンバーを運搬できないのかしら?とかちょっぴり思ったのは置いといて。

 

水晶公を含め、当初は原初世界に戻る方法を探していた暁の血盟員たち。
しかしウリエンジェが次元の狭間を通る際に原初世界と第一世界の統合第八霊災を視たと告白したことで事態は一変。

光の戦士も犠牲者に含まれていたという第八霊災。
霊災で多くの犠牲者が出るのを止めるため、なにより光の戦士を救うため、第一世界側から霊災を止めるべく活動していたのだという彼ら。

暁の面々は一体どんな状況下に置かれているのか、特に好感度MAXまでいってたアリゼーちゃんとかどうなっちゃったのか そもそも無事生きているのかと心配していたけども、たとえ魂はそばにあらずとも光の戦士のために行動してくれていたんですね。

目前の問題にめげず諦めず着実に取り組む暁のメンバー、本当にいい仲間になったなあ、と新生・蒼天・紅蓮を通して思います。

 

第一世界の脅威とは「罪喰い」のこと。
これを打破すれば第八霊災を防げるかもしれない。

仲間との再会の手助けは惜しまないし、いずれ仲間を帰還させる方法も見つけてみせる、「だから今は少しだけでいい、信じてみてはくれないか」と真摯に言葉を紡ぐ水晶公。

ほんたい的には水晶公=グ・ラハ・ティアだと思い込んでるので既に全面的に信頼してますが、光の戦士の選択肢はどれもなかなか辛口ですねw
置かれた状況が状況だけに、シビアな態度になるのも当然といえば当然ですが。

 

宿への案内がてら、市場「ムジカ・ユニバーサリス」を自ら紹介してくれる水晶公。
クリスタリウムでは、クリスタルタワー内部から発見された品々が市民の生活を大いに支えているそう。

原初世界の通貨(ギル)が第一世界で使える理由づけもしっかりしてて、世界観の作り込みが丁寧だなあ。「ゲームシステムの都合上スルーする部分」で流しちゃってもいいのにね。なんというか、さすがFF14。

 

まあ、アラグ文明云々ってでてきた瞬間

 

 

若干イヤな予感もしたけども!ww

ここの「ん〜〜〜〜〜、はあ……」って肩を落とす光の戦士、プレイヤーの気持ちをばっちり表現していて好き…w

 

ギルだけでなく、水晶公の紹介で原初世界とのモノのやりとりを担ってくれるピクシー族:フェオ=ウルとも契約。
なにやら一気にファンタジー感が増しました。もともとファンタジーなんだけど!

世界の境目(次元の狭間?)の向こう側から来た光の戦士に、フェオ=ウルは興味津々。
契約を交わし、「美しい枝」ことフェオの「かわいい若木」になることで、原初世界とモノのやりとり(リテイナーベル)も可能に。

肉体ごと世界を移動できるし、光の戦士の活動範囲、不便がないまま拡大しすぎでは!?

なにはともあれ、タタルさん(orクルルさん)に伝言を頼めたのが個人的に一安心。
目の前で光の戦士が旅立ってしまって、さぞかし心配しているだろうし。

 

それにしてもクリスタリウムは活気があって良い街ですね。
滅びに瀕した世界だけれども、この街には微塵もそうした悲壮感がない。他種族どうし手を取り合って暮らしている様子に命の逞しさを感じるというか。

クリスタルタワー中心に広がる街並みがいかにも「ファイナルファンタジー!」感に溢れていて胸が躍るというだけでなく、「そこで暮らす人々と、彼らが作り出す活力」みたいなものが、堂々とした街のBGMも合わせて画面越しにギュンっと伝わってきて一瞬で大好きになりました。

 

そんでもって案内されたペンダント居住区の一室。
毎度思うけど、どの部屋もプレイヤーに対して広くてちょっと戸惑いますw
ララフェルだったら1家族余裕で生活できそうなスペースあるよね。

宿ではなく居住区(住宅)だから生活に困らないだけの設備があって違和感はないけど、居住区内の他の部屋と比べても、光の戦士の案内された部屋は抜きん出て広さと設備が贅沢な気がします。

いかに光の戦士が到着当初から手厚くもてなされているか垣間見えますね。至れり尽くせり感。

 

と、そこへ現れる亡霊となった闇の戦士アルバート
漆黒のヴィランズ冒頭では今にも崩れそうな闇に飲まれた姿でしたが、光の戦士と再会したことで自我を取り戻したのでしょうか?
亡霊ではありますが、光の戦士にはその姿がはっきり見える様子。

第一世界にアルバートたちが戻った時、世界はまさに光の氾濫に飲み込まれそうになっていた。
そしてミンフィリアと闇の戦士の仲間たちの魂は、光の氾濫を防ぐために力を使い果たして消えていった。
ただ一人遺ってしまったアルバートは、100年もの間さまよい続けていた……。

孤独だなあ……。
死してなお彼がこの世界の残された理由は一体なんでしょう。
次元の狭間を通る時に見た光景のひとつに光の使者となったミンフィリアの姿がありましたが、あれがまさに光の氾濫を止めていた時でしょうか。
ミンフィリアの言葉の真意は一体?

 

「世界は決して救われないし、世界を救おうとする奴はもっと救われない」

「この世界はもう、英雄の居場所じゃないんだ」

 

彼が最初に登場した時から感じていたことですが、なにもかも諦め、疲れ果てているように見えるアルバートの姿と彼の生涯は、あったかもしれない光の戦士の未来の姿なのかもしれませんね……。

 

ところで、「アルバートという名は原初世界で使っていた偽名と発音はほぼ同じ」という彼の発言から、原初世界と第一世界では言葉が違うということが推測されます。

光の戦士は超える力があるから言葉の壁も自動翻訳でなんとかなりそう感がありますが(適当)、そのへん暁の面々はどうしたんだろう…?と気になったり。

召喚に際して召喚者(水晶公)の操る言語を話せるようになる能力付加でもあるのか、それとも彼らの頭脳をもってすれば言語の習得ぐらい朝飯前なのか。案外、よくよく聞けば訛りが激しいぐらいの違いだったり…!?

このへんの設定は次の世界設定本で解説が入るかしら?

 

それはともかく、光の戦士の寝姿があまりにも硬そうで笑う。

もうちょっとなんかこう、ほら、種族ごとに寝ポーズあるじゃん…!?w

 

 

部屋の具合はどうだった?と尋ねて「幽霊が出た」と答えると素で「えっ……?」って驚く水晶公かわいい。

 

 

(コホン)

水晶公が見せてくれたノルヴラントの暫定地図は、そのまんまエオルゼア(アルデナード小大陸+バイルブランド島)ですね。
言葉が違うという話はアルバートとの会話で触れられましたが、地図を見ると文字もエオルゼアとは異なる様子。

現在+過去に都市がある場所もエオルゼアと似通っているようだし、地形と気候が似通っていれば文明が興隆する場所も類似するということでしょうか。

 

レイクランド=モードゥナ地方?
妖精郷イル・メグ=クルザス地方?
ラケティカ大森林=黒衣森?
コルシア島=ラノシア地方?
アムアレーン=ザナラーン地方?

 

単純に地図と照らし合わせるとこんなところでしょうか?
いまや冒険の足をひんがしの地まで伸ばす冒険者にとって、いかに多くの大地が第一世界から失われてしまったか、この地図を見ると身震いしたくなりますね……。

 

なにはともあれ、いま会いに行きやすいのはコルシア島で活動するアルフィノか、アム・アレーンで活動するアリゼーというところまで絞り込まれました。

最終的な目的は同じはずだけど、取る手段は真逆なアルフィノとアリゼーが、世界をまたごうと時間のズレがあろうと変わっていなくて、相変わらずの双子だなあと微笑ましい気持ちに。

シナリオ上はそこまで時間は経過していないのでしょうが、紅蓮のリベレーターで暁のメンバーが昏倒してから漆黒のヴィランズのサービス開始まではそれなりにリアル時間が経過しているので、本当に久しぶりな再会(登場)に感じます。

拡張パッチごとに出番の多少はあれど、新生の時から付き合っているキャラクターたちなので、いつの間にかすっかり仲間意識が芽生えたなあと。

コツコツとシナリオが積み上げられてきたからこその思い入れだなあ。

 

メインクエスト感想②はここまで!
次回はアム・アレーンのアリゼー編!