漆黒のヴィランズ メインクエスト感想④

この記事には漆黒のヴィランズのメインクエストのネタバレを含みます。閲覧の際は十分にご注意ください。

今回は序盤コルシア島編(アルフィノ編)終了まで。
SS内のヒカセンは入れ替わり立ち代わりのややこしいスタイルです、あしからず!

【前回までの感想】
その1 その2 その3

 

 

 


アリゼーとの再会を終え、次はアルフィノを追ってやってきましたコルシア島。
アム・アレーンと同じく、やはり原初世界のラノシア地方と雰囲気がよく似ています。
遠目に見えるユールモアはリムサ・ロミンサ:豪奢版といった雰囲気。

 

コルシア島の寂れた村・スティルタイドでアルフィノと再会。
原初世界で最後に会った時は既に抜け殻状態だったので、こうして生(?)のアルフィノと話すのはドマで別れて以来。本当に久しぶりの再会です。

穏やかに、それでいてどこか噛みしめるような再会の喜び方がアリゼーとはまた違った反応で、なんともこの双子らしいなあ。

 

世界の統合を防ぐため、なによりも罪喰いという脅威に晒されている第一世界の人々を救うための足がかりとして「世界政府」を自称するユールモアを探っているアルフィノとしばし二人旅です。

 

「原初世界における霊災は脅威だが、その裏で、こういった鏡像世界が統合されていたものだと思うと……」

世界が違っても人々の営みは変わらない、というアルフィノの言葉がずっしり胸にきます。
ただでさえ追い詰められた状況に置かれている第一世界。

アリゼー編から始めていたので、「この世界にあるもので、いらないものなんてないのよ」というテスリーンの言葉が脳裏に蘇ります。

 

アム・アレーンは「環境の過酷さ」が目立ったのに反して、アルフィノも言うようにコルシア島は穏やかな雰囲気です。

穏やかさを超えて何もかもが凪いでいる、いっそ時間が止まってしまっているような印象さえ受けます。スティルタイドという村名は言い得て妙ですね。

空を覆う光が、この世界が危機的状況であることを嫌でも思い出させてくるわけですが、アリゼー編でゴリゴリ削られた心がいくらか癒されます……。

 

コルシア島は罪喰いの被害が比較的少ない地域だそうだけど、それでも皆無ではない様子。
多くの人々は少しでもユールモアの近くを目指して移住してしまっているようです。

 

ユールモアを目指した人々でちょっとした集落のようになっている「ゲートタウン」。

嵐がきたら倒れてしまいそうなあばら家が連なり、ひじょ〜に不衛生な雰囲気が漂っています。

奥に見えるユールモアがゴテゴテと豪奢な外観をしているのもあって、なおさら貧相さが際立っています。

どうせ移住するならクリスタリウムのほうがいいような!? と思ったけど、そう簡単に海を越えてはいけないか……。

 

ゲートタウンに集う人々がユールモアへの移住を果たすためには、都市内で暮らす貴人や富豪に仕える「人材」として選定されなければならないそう。

ユールモアの別名は「最後の歓楽都市」
光の氾濫を生き延びた人々が残った時間を楽しく遊んで暮らす場所なのだそう。
いいなあ、自分も贅沢しながらぐうたら暮らしたい

こんな人買いのような真似が横行するユールモアが到底まともな都市だとは思えません。
なにやら腐敗の匂いがぷんぷんします!!!

 

人材の選定シーンでちょっと意外だったのが、自分が選ばれなかったからといってヤジが飛び交ったりはしないところ。

他の人を押しのけてでも、嘘をついてでも都市に潜り込みたい人が多いのかと思ったらそうでもない様子。

その理由は、ユールモアから配給される食材「メオル」にありそう?
都市内で主食になっているだけでなく、ゲートタウンの住民にも配給されるそう。

ゲートタウンの住民にとって一番はユールモアに移住することなんでしょうけど、たとえ人材として選ばれなくても、とりあえずここに住んでさえいれば食べ物にありつくことはできるというわけですね。

ところでこのメオル、最初にやったアリゼー編で出てきたネクタリンの色違いに見えたので、最初は果物かと思ってたんですが、正体はパンなのでしょうか。

お鍋の具材にもなっているようだけど、はてさて? パン粥的な感じで食べる人もいるのかな……。

 

去り際に光の戦士に意味深な視線を投げかけてくる別嬪の道化師さん(PVで印象に残ってたシーン)

 

メインと関係ないけどサブクエに登場する子が可愛い。

 

アルフィノが気になるのは、ユールモアに依存していない民は打ち捨てられているも同然の状況のようです。

喜んで人材として買われていく人々、放置されているコルシア島の住民たち、荒れていく畑や家屋。

今のあり方がこの地の人々にとって幸せであるならば納得できるけども、ユールモアの示す道は果たして本当に民を幸せにするのだろうか……とアルフィノ。

アルフィノはきっと、人々に独立不覊の心を失わないでいてほしいんだろうな。
いつか良い為政者になりそうだ。

 

内情の伺えないユールモアに潜入したいところですが、そのためには自分たちも人材として選定されなければならないという壁が立ちふさがります。

そこでアルフィノは敏腕商人として買われるべく、実際にオンド族(原初世界のサハギン族)と商談の準備を行ってきていたそうな。タタル先生の教えが活きている!?

 

そんなアルフィノの作戦を盗み聞きするミステル族の青年が一人。波乱の予感……!?

 

アルフィノがオンド族との取引に利用するはずだった果物は、アルフィノの使いを名乗るミステル族の青年が受け取ってしまっていました。

旅慣れた二人を追い抜いて物品を先に受け取るとか、侮れないねミステル族の青年!?

 

ところで話が逸れますが、第一世界のミステル族(ミコッテ族)は、男性を中心としたハーレムを築いているわけではなさそう。

サブクエストとかをみると、一夫一妻のように見受けられます。

原初世界だと例えばミコッテ女性の姓名は(氏族名)・(本人の名)・(ヌンの名)ですが(例:ヤ・シュトラ・ルル)、第一世界だと男性が(姓)・(名)で女性が(名)・(姓)かな?

 

(閑話休題)

取引の品を盗んだのはやはりアルフィノの作戦を盗み聞きしていたミステル族の青年でした。
カイ・シルと名乗った彼は、身寄りもなく、友達も皆ユールモア入りしてしまい、配給のメオルも残りカスしか回ってこない……と惨めな日々を送っていたようです。

 

なにやら猛烈に人の庇護欲をくすぐってくるカイ・シル。

 

話し振りから、心根の悪い青年ではなさそうです。
アルフィノはクリスタリウムで活計を立ててはどうかと提案しますが、友達のいるユールモアを目指したいカイ・シル。

 

そんなカイ・シルにアルフィノはオンド族との取引を譲ります。
自分はきっかけを貸すだけ、あとは君の頑張り次第、と。

「一刻も早くこの世界を救うべきなら、彼を押しのけてでも進むべきだったかもしれない」とカイ・シルの背を見送りながら言うアルフィノと、それに返すヒカセンの言葉と表情が好きです。

うんうん、アルフィノはそのままでいい。
その分なんかあったらヒカセンが腕力でなんとかするからミ☆(脳筋)

 

カイ・シルを見送ったところで、今度は海岸に倒れている人を発見、救助します。
アルフィノがさらっと体育座りをしてて可愛いな!?

 

ユールモアである夫妻に画家としていた仕えていたというトリストルさん。

絵が気に入らないと雇い主の夫妻に解雇され、その後も都市内で引き取り手もなく、ユールモア元首にどうしたいか問われ、自信をなくし「街を去りたい」と答えたら海に突き落とされたとか。

 

明らかに殺意を感じる高さから突き落としますね、ユールモア元首!?

 

解雇された後に都市内で「引き取り手がいない」というペットのような扱われ方も不気味さを感じるし、街からの追い出し方が人の命などなんとも思っていない傲慢さ冷徹さを感じます。

 

ユールモアへの潜入を試みるアルフィノたちに、トリストルは商売道具の絵筆を譲ってくれます。アルフィノは実際に絵心があるし、画家の募集がかかれば人買いに名乗り出ることができますね。

トリストルが誠実そうな人柄だけに、それを解雇した夫妻というのがどういった人物なのか気がかりではありますが。

絵が気に入らないので解雇……はまあ、普通にあり得る話でしょうが、あの人材の選定方法やトリストルの捨てられ方からして、ユールモア内の人々が到底まともとは思えない。

最後の歓楽都市というだけあって、都市内で暮らす貴人や富豪たちは腐敗・堕落・高慢を極めたな人々なのでは??と警戒心がいっそう強くなります。

 

ゲートタウンに戻るとさっそく画家の募集がありました。

道化師の意味深な視線は、新顔のヒカセンたちをいち早く察知していたからだったんですね。
陽気な道化のように振舞いつつも、ゲートタウンの端々まで彼女たちは目を走らせているということでしょうか。

コイツら、できる……!!

 

無事に画家とその助手として採用されたアルフィノとヒカセン。
ずっと遠目に見るだけだったユールモアへいよいよ潜入です。

都市内にはどうやらキャバレーとかあるらしい。

 

よし、ここで暮らそう。

 

 

 

(げふんげふん)

ユールモアの足元に広がる廃船街をウロウロしていたら蛇口を発見してぱしゃり。
共同で使っている水場かな?

 

自由市民に仕える労役市民として登録するアルフィノとヒカセン、受付のお姉さんに変なにおいと言われるの巻き。

しょうがないね、冒険者だからね。
湯浴み水浴びを毎日できるわけじゃないだろうしね……w

「チョコボ臭い」とか「鉄と血の臭い」とか今までもわりと散々な言われようはしてきた気がしますが、「そこはかとない獣臭」はグサッときますねw

それにしても「嗅ぎなれない土地のにおい」とは、なんて鼻の効くミステル族のお姉さん……!

 

漆黒に入ってから、ヒカセンの選択肢の切れ味が以前と段違いな気がしますw
カーテンしかないシャワールームに抵抗を感じるアルフィノに対する光の戦士、非常に辛辣です。いいから行け。

 

薔薇の香りの香水も身に纏って、いよいよ雇用主のチャイ夫妻とご対面です。

 

一体どんな高慢ちきな

 

 

 

 

高慢ちきな……奴らが……

 

 

 

「まあまあまあ! なんってかわいい男の子なの!」

 

 

んんんんん!!
そういう奥様も大変愛らしい方でございますね!?

 

一体どんな高慢な貴人が出てくるんだ!?
心荒む展開はアム・アレーン編でいっぱいだから、こっちの展開は多少お手柔らかにお願いしたい……!

そう思っていたプレイヤー・ほんたいの前に突如として現れたファットキャット系ミステル族のご婦人、ドゥリア・チャイさん。

えっ可愛い。

 

具体的に言うと可愛い(語彙力を失う)

 

あまりのふくよかさに度肝を抜かれましたが、優しくどこか無邪気な声と仕草、宝飾品をこれでもかと身に纏いながらも感じる品の良さ……。

登場数秒でチャイ夫人の虜になりました。チャイ夫人かわいいよチャイ夫人。

 

で、でもあの誠実な青年画家を解雇したんでしょう?
きっと無邪気な面して自分の思い通りに行かないとブチギレ豹変する系レディなんでしょ、チャイ夫人??

あ、それとも旦那さんのほうが高慢なのか!?

と思っていたら、旦那さんは奥様に大変弱い様子。
奥様に無邪気な目を向けられるとNOとは決して言えないタイプ……!?

尻に敷かれている……というわけでもなさそうだし……ハァン、さては奥さんの悲しい顔は見たくない系ダーリンだな貴様。

と、この短いカットシーンの間にあらゆる感情が迸ったほんたいです。
仲睦まじい夫婦の姿は大好物なので、この人たちが本当にイイ!人たちであることを願ってしまう。

 

アルフィノがうまく作ってくれた時間を活かし、ユールモア内を探索するヒカセン。
意外や意外、いったいどれほど堕落し腐敗した世界なのかと思いきや、自由市民や労役市民はお互いの存在を大事にしあって暮らしている様子……??

海に人を捨てるような非道がまかり通る一方で、これは一体どういうことなのでしょう。
ユールモアでは、自由市民は財産を放棄させられるけれども、その代わり都市内で何不自由なく暮らせるだけの金銭や物資が街から支給されるそう。

「だから金銭をやりくりする不安や、他者と優劣をつけることから解放される」と語る自由市民のご婦人。

ううむ、確かに金銭面の不安が解消されるだけでも、ぐっと心の余裕が生まれそうです。
衣食足りてなんとやら。行き詰まったこの世界で、生活が保証されているというのは安心感が絶大。

彼女の話を聞く限りでは、ユールモアの方針は悪くないように感じます。

自由市民から集めた富も無尽蔵ではないだろうし、ユールモア外まで手が回せないとしても当然か……?

 

ところで第一世界、ミステル族の宝庫すぎませんか。
キャバレーにいるミステル族のティスタ・バイがこれまた度肝を抜かれる別嬪さんでびっくりだよ!!

コルシア島の連続サブクエで登場するサイ・リュク等々、美男美女ミステル族が溢れている第一世界です。

 

ティスタ・バイやキャバレーの人の話によると、元首ドン・ヴァウスリーは罪喰いを従える能力を生まれながらに持っているとか。

ユールモア軍と言えば以前は罪喰いとも激戦を繰り広げていたそうですが、ドン・ヴァウスリーの誕生で罪喰いは敵どころか同じ元首のもとで生きる同胞になったとか。

ええ……じゃあなんでコルシア島で暮らす人々はいまだに罪喰いに怯えて暮らしているんだ……。

さらっと元首の持つとんでも能力が語られると同時に、アルフィノが気にするように、放置されたコルシア島の人々の存在がなおさら浮き彫りに。

 

探索を一区切りして戻ると、チャイ夫人の見立てた服に着替えた新生アルフィノが登場。
まさか漆黒での新衣装がチャイ夫人に用意されたものだとは予想してなかった……!w

 

もう少し探索を続けていると、喉を患ってしまった労役市民の少女(歌い手)と紳士な自由市民に遭遇。

「君が喉を患ったからと言って捨てたりしない」「ヴァウスリー様にお願いして、君を天に運んでもらおう」と、慈しみを感じさせると同時に不気味な会話を繰り広げる二人。

 

廃船街の薬師は「この街を出るやつ滅多にいない、死体ですらね」と物騒なことを教えてくれましたが、つまるところ海に捨てられた人以外は、「罪喰いに喰われている」ということのよう……。

 

「罪喰いは罪ある人を喰らう一方で、罪なき人の魂を滅びかけたこの地上から掬い、天にある楽園に連れて行ってくれる」

 

元首ドン・ヴァウスリーの明らかにした真実とやらを、この二人は(ユールモアの人々は?)本気で信じている様子。

歌い手の少女が主人の提案を心から喜んでいることに静かな狂気を感じます。

主人のほうも少女を心から大事に思っているからこその言動っぽいのがまた……。

 

漆黒のヴィランズ、開始早々からひたすら陰鬱な気分にしてくれる……!!

 

モヤモヤした思いを抱いたままアルフィノのもとに戻ると、下絵が進んでいました。
いやあ、アルフィノ、本当に絵がうまい。

ところがこれがチャイ氏には大不評。というよりは慌てた様子。

「もっと気の利いた絵にすべきだろう!」と怒りますが、ははあ、なるほど、トリストルが解雇された理由がふんわり見えてきたような……w

奥様のワガママボディをそのまま絵にしてしまうと、それを見た奥様が傷つくと心配している……というところでしょうか!?

 

これはまた解雇されて一悶着の流れか!?
と案じているところに「不届き者が現れたから元首の間で裁きがあるよ〜☆」とお触れを出す双子道化師。

 

傍目にはドン引きな、楽しげな顔をして元首の執務室に向かう市民たち。
うん、まあ、処刑は庶民の娯楽だった時代もあるし、そういう感覚でみんな見に行くのでしょうか……!?

 

噂のドン・ヴァウスリー初登場。
チャイ夫人なんて目じゃないワガママボディっぷりに、顔がどこにあるのか把握するのにちょっと時間がかかったよね。

顔に対して体がダイナマイトすぎて、なんという小顔効果。

 

そんなヴァウスリーのそばに侍る人型罪喰いが別嬪すぎませんか!?

なんて美しい肢体。OHESOに並々ならぬこだわりを感じます。

 

罪喰いも……いいじゃない……(節操なし)

 

不届き者とはカイ・シルのことでした。

なんとかユールモアに敏腕商人として潜り込めたものの、どんどんボロが出てしまい、許す代わりに同胞である罪喰いに自分の肉を捧げて誠意をみせろ、と迫ったらしいヴァウスリー。

 

「与えることもできないのに与えてもらおうなんて」

と、カイ・シルを罵るヴァウスリー。
ここだけ切り取って聞くともっともらしいことを言っているように思えるけども、だからと言って自分の肉を削ぎ落とすような過酷な罰を課す必要があるとは到底思えない……。

憤るヒカセンの表情がよき。
いやはや、漆黒のヴィランズ、キャラが本当にいい表情しますね。

 

ヴァウスリーの言葉に拍手喝采の市民たち。
皆さん目に光がないように見えるんですが大丈夫ですか……!?
どうにも洗脳の類の何かを感じる(何かって何かは不明です)

 

「私の絵を綺麗に描けば此度の無礼は許してやろう」とアルフィノに言い放つヴァウスリー。

「あなたに必要なのは絵画ではなく鏡だ」とキレッキレの返しをするアルフィノ。
毅然とした姿がカッコいい。

 

侮蔑され赤ん坊のように怒り狂うヴァウスリー。

あの、なんか憑いてますよ。

 

それを生気のない顔で見守る市民たちにゾゾッ……。
そしてなにやらどこかで見た格好の人がチラリ。

 

ユールモアの内情は概ね把握できた、と街を去ることに。
カイ・シルは今度こそ、しっかり自分の足で立って暮らしていける方法を探していくつもりのようです。

アルフィノとの出会いや憧れだったユールモアの内実を知ることで、散々な目には遭ったけれども、独立独歩の心が芽生えたようです。素直でまっすぐな子だなあ。アルフィノも嬉しそう。

そういえば、ユールモアに先に移住したというお友達とは無事に再会できていたのかしら……。

 

そこへ走ってやってくるチャイ夫人。

アルフィノの下絵を「私たち夫婦がそのまま絵の中に入ったみたいだった。ねえ、とっても気に入ったのよ」とチャイ夫人。

ああ、この人、本当に純真無垢で素敵な女性なんだな、と確信した瞬間です。
しかもそれを直接伝えるべく追いかけてくる行動力まで兼ね備えているとは……!!

後ろでビクビクしているチャイ氏も、若干高圧的な態度を取りつつも、なんだかんだで悪い人ではなさそうです。

 

チャイ夫人が見立ててくれた旅装は、この一連の出来事を忘れぬための記憶と誓いとしていただいていくことに。

 

チャイ夫妻に次に会えるのはいつかしら?
一見、平和で平等、幸福そうだったユールモア。

それでも何かが歪んでいるこの街にまた訪れた時、このラブリーな夫妻が変わらずいてくれることを願うばかり……!

 

今回はここまで!
これでルヴェユール兄妹編おわり!いざクリスタリウムへ帰還!