Arthur(アルテュール)

種族:エレゼン・シェーダー族
性別:男性
年齢:25歳(※1577年時点)
出身地:黒衣森西部
特技:ナイフ投げ、暗闇での行動
趣味:歌うこと、空を眺めること
一人称:俺(少年時代は僕)
口調:場の雰囲気に合わせて変わる。打ち解けた雰囲気の時は「〜だな」「〜だよ」など柔らかい語尾に。
職業:冒険者 / 吟遊詩人
武器:弓、短剣
好きな食べ物:美味しければなんでも(ゲテモノ系は×)
才能:時に精霊の声をも聞く非常に優れた聴力
所属FC:ともしび
読み書き:堪能かつ達筆
特別な持ち物:モーグリがくれた緑の宝石、トトルンの形見のナイフ
フリーカンパニー〝ともしび〟に所属する冒険者兼吟遊詩人。ともしびの中では最も冒険者歴が長い。
無用なトラブルを避けるため、敢えて厳つく振る舞うこともあるが、地の性格は人当たりがよく常識的で、紳士的で飾らない。受けた恩は忘れない義理堅い面も。ただしルーズな一面もあり、特に後輩冒険者であるヴァヴァロやミックと行動を共にしているときは朝寝坊をするのが定番。また本人は多くを語ろうとしないが、どうやら精霊の声が聞こえているらしく、黒衣森での行動中には不思議な言動を取り仲間を困惑させることもある。
黒衣森西部にある鍾乳洞から這い出たようなシェーダー族の集落で生まれ育ち、幼い頃から歌うことを好んだ。始まりこそ母や祖母が口ずさむ歌の真似だったが、森と、森の中を漂う不思議な楽器の音色、時に囁きかけてくる姿なき意思の声、そして鍾乳洞に漂う静寂さは、彼の歌声と感性を瑞々しいものに磨き上げた。
森で暮らす多くのシェーダー族がそうであるように、集落の大人たちはグリダニアや精霊を嫌ったが、嫁いでくるまでは森都で暮らしていた母(純シェーダー族)の影響もあってか、アルテュリュー本人はグリダニアに好意的。
両親が営む〝森で暮らす人々〟が客層の商店を手伝いながら、父母に愛され聡く物静かな子として成長を重ねる。が、森を取り巻く種族間の摩擦や母の出奔、父の捕縛など問題が続き、いよいよ自身を取り巻く環境に嫌気が差すと、旅芸人の一座に自身の歌を売り込み、名をアルテュールと改め十二歳で故郷から旅立った。
一座では人間関係に恵まれ、イシュガルド人の師匠からは歌と芝居だけでなく教養を、アラミゴ難民の護衛役からは弓を、キキルン族の軽業師からは手先の器用な使い方とこの世の理不尽を、素行があまりよろしくない座員からは〝大人の遊び〟を教えられながら、友人らと充実した日々を過ごす。
しかし五年ほど経った頃、彼の才能を妬んだ座員に盗みの冤罪を着せられてしまい、「盗みは御法度」の掟に従い一座を追放されてしまう。
失意のまま黒衣森に戻った彼は、故郷には帰らずグリダニアに留まり、日雇い労働者として働き始めた。
そんなある日、配達で訪れたカーラインカフェで冒険者向けの依頼書をたまたま立ち読み、思いのほか報酬が良いことに気がつくと、弓を手に冒険者ギルドに登録。手始めに簡単な害獣駆除を請け負い、これを無難に完遂する。
その後もコツコツと身の丈に合った依頼をこなしていき、やがて完全に冒険者に転向しても食べていけるという実感を掴むと、今度は隊商の護衛としてグリダニアから旅立った。
故郷に帰る気にもなれず、また巡業する一座と街で鉢合わせてしまう事態を避けたかったアルテュールにとって、旅暮らしで稼げる冒険者稼業は都合が良いものだった。
以後、現在に至るまで旅を続けている。
ともしびの仲間たちとの出会い方は最悪で、南部森林で活動中だったヴァヴァロたちに自ら近づき、しばらく行動を共にした末に金品を盗もうとしたところを取り押さえられる、という散々なものだった。
もとより犯罪行為に手を染めるような性分ではないが、冤罪を着せられた過去、霊災による故郷の喪失、長年の放浪生活、なによりも黒衣森においてシェーダー族に向けられる偏見の目は、彼の心を無自覚に蝕んでいった。
少年時代、しがらみを振り解こうと森を飛び出したが、決して森そのものが憎かったわけではない彼にとって、やはり黒衣森は心の寄る辺となる郷里だった。しかし黒衣森とシェーダー族の相性は悪く、本人の言動とは無関係に理不尽な扱いを受けることは日常だった。結果、彼の精神は次第に磨耗していき、「本質的には不道徳だから、善良であろうとすると苦しいのではないか」と歪な考えを抱くようになる。そしてその考えが正しいかを〝試す〟べく、目をつけたヴァヴァロたち一行に潜り込むと、したこともない盗みを実行に移すのだった。
その後、紆余曲折はあったもののヴァヴァロたちと一応は和解し、打ち解けた後は本来の自分を取り戻し、仲間内では良き兄貴分、皆の折衝役といった立ち位置に落ち着いている。
一座を理不尽に追放された経緯もあり、ヴァヴァロたちと出会うまでは人との深い付き合いを避け、基本的には単独でこなせる依頼を中心に過ごしてきた。
とはいえ他者と組むことを嫌っているわけではなく、依頼の内容に応じて一期一会のパーティを組むことも多々あった。その際には無難に人当たりよく振る舞うため、組んだ相手からの評判は悪くないようだ。
長年扱ってきただけあり弓の腕は確かなものだが、彼の最大の強みは戦闘下であっても失わない冷静さと、咄嗟の判断力である。後方から常に全体を俯瞰し、獲物の隙を縫って確実に放たれる一矢は、非常に強力な一撃になる。
また幼い頃から暮らしと遊びの場であった薄暗い、時に完全な暗闇である鍾乳洞で培った行動力は、非常に優れた聴力と合わさり驚異的と言えるほど。暗闇など存在しないかのように自由自在に動き回る様は、一切の揶揄なしに紛れもなく〝蝙蝠〟のようである。